きょうもてれんこぱれんこ

おうちで観た(マイナーな)映画の記録。週3本更新、できたらいいかな

数に溺れて 4Kリマスター

ポスター

Drowning by Numbers IMDb (United Kingdom, 1988)★★★

ウン十年ぶりに観た。細部はだいぶ忘れていたけれど、やはり美しい。とにかく美しい。様式美というか、無秩序の中にある秩序というか。

1から100まで数字が順番に出てくることは覚えていたので、画面にちらっと出てくる数字を追いながら、言葉のゲームも追いつつ、画面が切り替わった後の間違い探しをしたりととにかく忙しい。

しかしこのピーター・グリーナウェイって監督の頭の中はどうなってるんだろう。もともとは画家志望だったらしく、絵のつくり込みからもそこは深く納得するんだけど、それ以外の部分への造詣もものすごく深いのだと思う。

 

あらすじ(Jaihoより):  英国サフォーク州の水辺に暮らす同姓同名の3人の女性シシー・コルピッツは、愛の冷めてしまった夫をそれぞれに殺そうとする。1人目のシシーは夫の浮気現場に遭遇。彼女は泥酔した夫をバスタブに沈め、溺死させてしまう。友人の検視官マジェットの協力で、事件は事故死として処理された。2人目のシシーは味気ない結婚生活に見切りをつけ、大荒れの海で夫を溺れさせる。「1人ならまだしも2人はありえない」とマジェットは忠告するが、3人目のシシーは、新婚早々熱が冷めた夫をプールで溺れさせた。検視官のマジェットは3人から一連の出来事を全て事故死として処理するように脅されるが…。